会長 柴田 宏明

 神奈川県臨床整形外科医会(略称KCOA)のホームページをご覧頂きありがとうございます。

 KCOAは昭和46年に発足し、神奈川県内の整形外科開業医及び私設医療機関の勤務医約350名が会員です。全国組織としては一般社団法人日本臨床整形外科学会(略称JCOA、会員数約5600名)があり、KCOAはその神奈川県支部で会員数では大阪府に次いで2番目です。設立目的は、整形外科を多くの一般の方に知って頂くことと、整形外科の知識を研鑽し会員間の親睦を深めることです。地域の皆様のためには、平成7年から始まった『運動器の10年骨と関節の日』(途中から「運動器の健康骨と関節の日」に変わりました)のイベントを県内各地で、毎年異なるテーマの下に市民公開講座や電話相談等を行っております。また、学童の運動器検診後調査、野球肘検診(令和4年度は約1000名参加)等も行っています。会員に対しては、知識の研鑽のために年8回程度全国から整形外科各分野の専門家を招いて講演会を開催し、毎回100名程の会員が参加して最新の知識を勉強しています。近年超高齢化社会を迎え、誰もがいつまでも自立して元気で楽しい生活を送りたいと願っています。筋肉、骨、軟骨、関節といった運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態をロコモティブシンドローム(略称 ロコモ)といいますが、我々KCOAの会員はSLOC(ストップ・ザ・ロコモ)を合言葉に、神奈川県民の皆様の健康増進に力を尽くしたいと考えています。脊椎(頸椎から腰椎まで)、上肢、下肢の疾患、外傷については、お近くの運動器の専門家であるKCOA会員の整形外科診療所を受診してご相談下さい。今後ともKCOAに対してご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。